平成2年度 全国自作視聴覚教材コンクール 入選作品

亀井田地区のほ場整備は、昭和43年頃から工事計画が立てられ50年に着工、55年に完了している。
それまでは、形も大きさもふぞろいの田であり、一軒の家の田が数ヶ所に散在しているなどから、農作もしずらかった。
また、奥の方の田は用水路に面していないため水の便も悪く、水をめぐる争いも時々あったという事である。
こういう田では不便なので、なんとかなおしてもらいたいという願いを持っている人が多かった。
そこで、ほ場整備を行うべく賛成者を集めたところ、多くの地区の人達から同意を得ることができ、どの地区よりも早く、ほ場整備が行われることになった。
それによって、機械化が進み、労力はこれまでの3分の1になり、その余剰労力で米以外の農産物を作ったり、会社に勤めに出るなど、亀井田地区は、この事業をきっかけにして、農業だけでなく、生活も大きく変わった。

時間14分
制作者北村山視聴覚教育センター
制作年1990年
教材番号400069
視聴対象者小学4~6年生・中学生・社会教育指導者